ウィルスにご注意

コンピューターウィルス  昔のほうが派手だった?

 最近も新聞紙上をにぎわしているコンピュータウィルスですが、話題になるのは大手企業や、公的機関が多く、一見個人の被害は昔ほどではないように見えますが.....
 昔のコンピューターウィルスは、感染するとすぐ分かりました。やる事が派手なんです。画面が勝手に変わったり、パソコンが動かなくなったりと、いかにもウィルス感染したというのが一目瞭然。しかし,それではすぐ駆除されてしまってコンピューターウィルスは生き残れません。最近のウィルスは生存のため、経済的利益のため、あるいは政治的戦略のためこっそり、ひっそり潜伏します。
 個人のコンピューターでも重要な情報はたくさん入っています。クレジットカードの番号などは流出すれば、即、無断使用につながります。また感染したパソコンはさらにウィルスを広げる基点となります。アンチウィルスソフトは必ず入れるようにしましょう。

マルウェア

 個人のコンピュータで最近依頼が多いのがマルウェアの駆除です。マルウェアはウィルスではないけれど、コンピューターに害をなすソフトウェアの総称です。
 勝手にウィンドウが開いたり、しらないインターネットサイトにつながったり、ウィルスの警告(たいていはインチキ)を出したりその行動は様々ですが、最後に出てくるのは「登録完了しました」、「Buy now」、「お支払いください」などのセリフ。つまり、押し売りソフトです。絶対、メールアドレスなどを登録してはいけません。しかも起動のたびに出てくるのでうんざり。中にはアンインストーラーがある物もありますが、簡単には消去できないよう工夫されています。しかもアンチウィルスソフトでは対処できない事が多く、ウィルス以上に厄介かもしれません。
 完全除去にはレジストリを直接操作する必要がある場合も多く、初心者の方には困難な作業になります。ポルノサイトや無料ダウンロードサイトなどでインストールされてしまうことが多いようです。

アンチウィルスソフトは万全か

 アンチウィルスソフトはたいていのウィルスを駆除してくれますが、100%ではありません。評価試験では90〜99%程度の検出率で、しかも誤診断の可能性もあります。必要な情報を消してしまうウィルス以上に凶悪なアンチウィルスソフトもありました。
 また最大の弊害は、パソコンが遅くなる事。パソコンのリソースの半分以上をアンチウィルスソフトが食ってしまい、何もできないという、本末転倒な事態もおきます。
 機能も各メーカーで様々ですが、インターネットで買い物はしない、メールもあまり使わない、サイトの閲覧のみというう方でしたら、最低限のアンチウィルス機能の物で十分なようです。余計な機能はパソコンの動作を遅くします。
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